篠原国幹 国幹は温良(おんりゃう)/篤実(とくじつ)にして沈深(ちんしん)/勇(ゆふ)あり堂々正々(とうとうせいせい)の/兵を御(きょ)するに慣(なれ)/熟(じく)し敵(てき)の正面に/向ふて是を破(やぶ)るに/尤妙を得(え)伏見乃/役徳川の兵を大阪/迄遂(お)ひ/戊辰乃/夏上野/黒門に/向ひ敵未だ/解散せさるに先導し/黒門に入兵士恐て擁し/門外え七度曳戻すとゆふ/猶所々に戦功あり依て/陸軍少将に拝し近衛兵/長官となり明治五年職を/辞(じ)す時に種田少将是を/愛(うれ)(憂カ)ひ斯(かく)の如く士官の退(しりぞく)に/は又慮(おもんはかり)なき能(あた)はずと談/論をしに諸将篠原氏/は一生を誤らざること/明(あきらか)なりと云(いい)あひにと又/西郷も能く依頼して疑(まよは)/ず相謀りて其可否/を決すと今回(こたび)西郷の/為に誤られるものか/其所業平生の/国幹と異別人の/ことしと伝聞(つたいきく)云云
資料集掲載番号
203
受入番号
2017-015
西南戦争錦絵判型
大判錦絵
彫師
彫銀刻
賛署名
筆者未詳
版元名
松木平吉
版元住所
両国吉川町二番地
届出日
明治十年四月三日届出
本紙横
22.80
本紙竪
35.50
名札
篠原国幹
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UUID
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