By nakamura, 5 7月, 2024

陸軍少将谷干城 谷干城の名は守部と云髙知の人なり生深沈/剛穀大儒安井先生を師とす長して藩の/ 監察となり後ち容堂公に従ひ/江戸にあり大に藩政を革む戊/辰の役に近藤勇を走らし進/で野州を討ち奥州に戦ひ長/駆して会津を陥れ功を顕し/て髙知に帰り幾くもなく/陸軍少将に任ぜられ熊本/鎮台の司令長官となる佐/賀の変に処して大に熊本を/警戒す台湾の役に西郷中将/と共に偉功を奏し凱陣の後/官を解て家に在/種田少将の神風党に暴殺/せらるゝ及てや再熊本の司令長/官となり薩賊の事起るに会し籠/城五旬遂に賊意を逞しふする事を/得ざらしむ詩に曰く赳々たる武夫公候の干城と夫れ言ふ此の人を也乎

資料集掲載番号
211
受入番号
1990-032-197
西南戦争錦絵判型
大判錦絵
作者
雷斎年基(鈴木年基)
彫師
彫正文刻
賛署名
鈴木年基筆
版元名
前田喜兵衛
版元住所
大阪府第二大区四小区塩町通四丁目四番地
届出日
明治十年五月十二日届出
本紙横
23.50
本紙竪
35.40
名札
陸軍少将 谷干城
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UUID
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