By nakamura, 5 7月, 2024

征討(せいばつ)の帥起(しおこ)りてより日(○)丸旗(ひのまるのはた)まつ先へ 戦地(せんち)へ向ふ官軍(くわんぐん)はきさらぎ月(○)より弥(や) 生(よい)に至りて陸続(りくぞく)なし台兵(ちんたい)ひそかに策(さく) を用へし地雷火(○)(ぢらいか)にかゝりて賊(ぞく)は何かわ たまらんねみゝに水と諺(ことわさ)のそれなら ねとも狼狽(ろうばい)し死傷(ししよう)は山をなすばかり すてに四日の戦(□くさ)には官軍河内通(かわちどう)りお 進激(しんけき)し高(たかはし)橋(たかはし)になん至られたる此戦や 強(はげし)かりけん少佐(しょうさ)某あやまつて賊のた めに聯隊(れんた)旗を取れしを野津君(のつくん)木(○)影(こかげ) に是(これ)を見(み)て駿馬(しゅんば)に鞭(むち)うちサーヘルの小(こ) 金作(かねつく)りをひらめかし土(○)砂(としゃ)をけたつて 一文字(もんじ)むらがる敵(てき)の其中へとび入てさへ ぎる者を六人まで切(きっ)て落(おと)せしはたら きお賞(しょう)して下手(へたの)のこじつけは只七(たゞ ひ) 曜(ちよう)をかたどるのみ  庚谷記

資料集掲載番号
062
受入番号
2013-01-06
西南戦争錦絵判型
大判錦絵三枚続
作者
進斎年光
彫師
彫師未詳
賛署名
庚谷筆
版元名
山中北郎
版元住所
銀座四丁目十四番地
届出日
明治十年三月二十六日届出
左中右 上中下1
本紙1横
24.10
左中右 上中下2
本紙2竪
35.10
本紙2横
24.10
左中右 上中下3
本紙3横
24.10
本紙1竪
35.80
本紙3竪
35.20
名札
陸軍司令官 野津君
賊将 篠原国幹士
別府九郎
村田三介
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UUID
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